特殊詐欺の受け子がバレて捕まった男の個人的メモがニュースで公開される

2021年5月29日

2021.05.18のニュース記事

逮捕された特殊詐欺の受け子の男。「ホストで稼ごうと思ったが、コロナで仕事が無かった」と供述しているということです。

 詐欺未遂と傷害の疑いで逮捕されたのは、福岡市の元ホスト・松村限輝容疑者(21)です。警視庁によりますと、松村容疑者は特殊詐欺の“受け子役”で、先月、東京・日の出町の80代の女性の家を訪れ現金をだまし取ろうとしたところ、近所の元警察官の男性に「詐欺だろう」と声をかけられたということです。

特殊詐欺止めた近隣住人を暴行疑い「コロナでホストの仕事無かった」- TBS News

特殊詐欺の受け子をやろうとした元ホストの男が、近所の元警察官の男性に詐欺がバレそうになったため暴行をはたらき怪我をさせ、詐欺未遂と傷害で逮捕されたというニュースです。

このニュースで興味深いのは、容疑者の男が所持していた事件とは直接の関係はない「個人的なメモ」の内容が報道されたことです。

メモの内容

R.2.10月 これからおこる事 おこす おきる事

「(全て)うまくいく」「お金持になる」「良い環境になる」「きれいな家に住む」

「一生捕まらない」

「有名ホストになる」「めんどくさい事も全てなくなる」

「東京に出るともっと有名、お金持ちになる」

「仲間が増える」「TVに出れる」

「くそデカい男になる(中身)」「そんけいされる人間になる」

「あきらめんな」「マイナス思考をなくせ」「全てプラス思考」「全て自分次第」

「ぶりもてる」「めぐまれる」「ぶりイケメンになる」「人生週間少年ジャンプ」

「やりたい事やるだけ」「服屋たてる」「2ヵ月45万ためる、たまる」

一つ一つが短い言葉で構成されているこのメモは、本人が詐欺事件で逮捕された後に見るものとしてはつっこみどころ満載と誰もが思うものではないでしょうか。

私が気になったのはメモが書かれた日付「R.2.10月(令和2年10月)」です。

全体的な内容を見るとこの時点では「東京に出て有名ホストになって金持ちになる」という自分の目標や自分を励ますような内容と言えるでしょう。

しかし、「〇〇(消されて読めない)捕まらない」とも書いており、去年10月の時点ですでに逮捕されるようなことをしていたことになります。(過去のニュースによれば令和元年10月に大麻所持で逮捕歴あり)

その後に時期不明ですが線を引いてわざわざ「一生捕まらない」と書き直しています。

容疑者の供述では「今年4月に東京に出てきた、コロナでホストの仕事がなかった」ため特殊詐欺の受け子をしたことになっていますが、他にも逮捕されてもおかしくないことをやっていたんでしょうかね。

いずれにしても「(犯罪しても)一生捕まらない」「TVに出れる」「尊敬される人間になる」など、これらは一般的思考では到底同時成立しないものですよね。(結果的にTVには出ましたが)

「全てプラス思考」なので深く考えることはなかったのでしょうか。

若者の特殊詐欺犯罪も増えていますが、捕まるリスクの高い特殊詐欺の受け子に手を出す若者にはこのような短絡的かつ自分に都合のよい思考の持ち主が多いのではないか?という気もします。