顧客に水増し請求(架空請求詐欺)で通信会社「あくびコミュニケーションズ」元社長ら再逮捕

2022年6月24日

2021.05.10のニュース記事

およそ1800人の顧客に料金を水増し請求していたとして、東京・渋谷区の通信会社の元社長ら2人が再逮捕されました。元社員の男性は「返金を求めた客だけに対応するよう指示されていた」と証言しました。

 渋谷区の通信会社「あくびコミュニケーションズ」の元社長(39)ら2人は、去年1月ごろ、およそ1800人の顧客におよそ2億4900万円の料金を水増しして請求し、だまし取ったとして再逮捕されました。会社は5億円以上をだまし取っていたとみられていますが、元社員の男性がJNNの取材に「高額請求に気付いて返金を求めた客だけに対応するよう指示されていた」と証言しました。

通信会社の元代表者と現代表者(2021.05.10時点)が自社の顧客約1800人に料金を水増し請求して詐欺を行ったとして逮捕されました。

※他の記事も参考にすると「電子計算機使用詐欺容疑」で架空請求をおこなったとなっています。

この「あくびコミュニケーションズ」は光回線や格安SIM(MVNO)、電力などのサービスを取り扱っていた会社のようですが、2019年12月に電力事業に関して「契約時の説明義務違反」があったとして経産省から業務改善勧告(行政処分)を受けているんですよね。(2020年2月に同社は破産)

Googleでの口コミを見ると以前から「詐欺まがいの会社」「契約時に嘘をつく」「事実を異なる説明をされた」「当たり前のように二重請求をしてくる会社」などと書かれたりしています。

記事によれば騙し取ったお金の大半を会社の運転資金に充てていたとのことで、今回の詐欺事件は苦し紛れの詐欺のような印象も受けてしまいますが、そうではなくもともと会社(経営陣)自体に詐欺の体質があったのではないでしょうか。

他にも社員・担当者の「対応が悪い」「上から目線」などと書かれています。

あくまで個人的な考えですが、社員の態度・対応が悪い会社は詐欺まがいの会社の確率が高いと思います。

態度の悪さを簡単に出してしまうのは社員の質が低いのはもちろん、「社員の人間性が出ている」からですよね。ちゃんとした会社はそのような人間は雇いません。

特殊詐欺における受け子の特徴の「スーツが似合っていない、サイズがあっていない」などと同様ですね。

詐欺に遭わないためには人物と同じく、会社も「どんな人間が働いているのか」というのを見極めることも重要ですね。