「6億円当選者に選ばれました」高額当選サイト事務局を騙り、受け取り手数料を騙し取る詐欺の手口
2021.05.04のニュース記事
警察によりますと1日、20代の女性の携帯電話にメールが届き、内容をクリックしたところ「あなたが登録している買い物サイト、アプリ、メルマガ等の中から抽選した結果、あなたが6億円の当選者に選ばれました」と表示されました。
その後、高額当選サイト事務局職員を名乗る者から「6億円を受け取るための手数料を負担してください」「お金は後で全て返金されます」などと連絡が来たため、信用した女性は複数回にわたり計21万7千円分の電子マネー番号を送信して、だまし取られました。
「あなたが6億円の当選者に選ばれた」とのメールが携帯電話に届き、20代女性が受け取り手数料名目で約22万円を騙し取られる事件がありました。
①「6億円が当選した」とのSMが携帯電話に届く
②当選サイト事務局の事務員を名乗る者から連絡が来る
③「当選金を受け取るための手数料を負担してください、後で返金されます」と言われ、電子マネーでの支払いを指示される
④電子マネー番号を相手に送信、騙し取られる
いきなり6億円が当たったなんて言われても普通は「え?」となると思うんですが、「あなたが登録している買い物サイト、アプリ、メルマガ等の中から抽選の結果」というところがミソなんでしょうね。
多くのアプリ使用や買物サイト登録をおこなっている人もいるでしょうから「そういうこともあるんだ」などと都合の良いように考えてしまったり、相手から連絡が来てますます信じてしまった可能性があります。
また、架空請求詐欺や特殊詐欺などで「電子マネー」を買わせる手口が増えているようですが、使われやすい電子マネーに「Amazonギフト券」があるようです。
※手に入れたAmazonギフト券で商品を購入、転売などが詐欺師側の狙いなのでしょう。
Amazonのサイトでも「ギフト券詐欺」に関する注意喚起がなされています。簡単に言うと「Amazonギフト券はAmazonサイト以外での支払いには使えない」ということです。
そもそもわざわざ電子マネーで支払えというのがおかしなこと(普通は銀行振込)なので、Amazonギフト券にかかわらずいきなり電子マネーでの支払いを要求してくるのは詐欺の可能性が高いということですね。
Amazonギフト券はSMSやメールの他、Twitter等のやり取りでの詐欺で使われるケースもありますのでご注意下さい。