内職の教材35万円…職の斡旋なし 1700人被害、教材販売会社社長ら逮捕

2022年6月25日

2010.3月のニュース記事

新聞の折り込みチラシに内職の求人情報を掲載し、希望者に高額の研修教材を販売したとして、千葉県警生活経済課などは4日、詐欺容疑で、東京都台東区の教材販売会社「ライセンスアカデミー」元代表(51)=栃木県小山市=ら5人を逮捕した。

被害者は全国に約1740人で、千葉県内にも71人の被害者が確認されている。
同課の調べに対し「下がやったこと。いずれ疑いは晴れる」などと容疑を否認。他の4人は認めているという。

同課によると、同社は関連会社「ガイダンス」の幹部らと共謀し、平成19年3月から20年12月、新聞の折り込みチラシで、はし袋や箱作りなどの内職のあっせんをすると説明。
電話をしてきた千葉県の主婦(43)ら15人に「1日に3-4時間の内職で、月に7万円はかたいです。内職のあっせん先は数十種類あります」などと嘘を言い、1セット約35万円の教材を販売した疑いが持たれている。

被害者は教材を購入し、研修を受けても、内職の紹介は受けられなかったという。

千葉県警などは昨年12月、同社を家宅捜索。同課は、同社が18年6月-21年6月まで約3年間に、5億円以上の売上を得ていたとみて追求する。

ずいぶん古いニュース記事のネタですが、当時から教材販売会社ガイダンスは「内職商法」だとして話題になっていたそうです。

内職商法というネーミングになっていますがこの事件では詐欺容疑で逮捕されています。仕事をして少しでも稼ごうという人たちを騙すなんて許せませんね。

内職商法のパターン

内職の方法を学ぶための教材を数十万で購入したが、実際には仕事がなかったり、内職のレベルが低いと言われ、報酬を貰えなかったりする。

内職商法は特定商取引法の「業務提携誘引販売取引」にあたるため、20日間のクーリングオフ期間が設けられています。さらに「不実の告知」や「重要事項の不告知」などがあった場合は契約の取消が可能です。

内職商法をする詐欺業者のせいで本当に内職希望者を求めている業者が迷惑しているとのこと。